【マリオ64 RTA】レース・サルのスターで『カーソル高速移動テクニック』を利用する方法

解説テクニック, 仕様

120枚RTAにおける『カーソル高速移動テクニック』を完全マスターするには、以下のレース系のテキスト時のスティック入力も意識する必要がある。

今回は、この4つのテキストごとに『カーソル高速移動テクニック』を利用するためのスティック入力を解説する。(以下の動画のまとめ記事となる)

なお、前提として『カーソル移動の仕様のまとめ』の内容は理解しているものとする。

Indexの概要

Indexの値はそれぞれ以下を示す。※忘れやすいので再掲。

  • 0: スティックニュートラル
  • 1: (カーソル横移動の画面)スティック左、(カーソル縦移動の画面)スティック上
  • 2: (カーソル横移動の画面)スティック右、(カーソル縦移動の画面)スティック下

BoBレース & THIレース

この2スターには、『スター選択画面』『レース開始画面』『セーブ画面』の3つのカーソル画面があり、両者とも同じスティック入力で『カーソル高速移動テクニック』ができる。

BoBレースを例に流れで見ていこう。

(1) ミッション1(ボムキングスター)取得した状態で、スター選択画面でスティックを右に倒しっぱなしにする。

すると、スター選択時、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 2, Timer = 9
  • Index = 2, Timer = 10

cursor-race-monkey-1

(2) レース開始画面では、スティックを左に倒しっぱなしにする。

「[ドン!](左側)を選ぶからニュートラルで良いのでは?」と思うかもしれないが、そうしない理由は、タイマー値を8~10で維持するためだ。

カーソル選択時の値は、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 1, Timer = 9
  • Index = 1, Timer = 10

cursor-race-monkey-2

(3) スター取得後のセーブ画面は、スティックを下に倒しっぱなしにする。

タイマー値を8~10で維持したおかげで『カーソル高速移動テクニック』が可能となる。

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CCM100枚レース

このスターには、『スター選択画面』『レース開始画面』『セーブ画面』の他に『100枚スターのセーブ画面』もあるので、4つの画面を考慮しなければならない。

流れで見ていこう。

(1) ミッション1(スライダースター)取得した状態で、スター選択画面でスティックを右に倒しっぱなしにする。

すると、スター選択時、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 2, Timer = 9
  • Index = 2, Timer = 10

cursor-race-monkey-4

(2) レース開始画面では、スティックを左に倒しっぱなしにする。

「[ゴー!!](左側)を選ぶからニュートラルで良いのでは?」と思うかもしれないが、そうしない理由は、タイマー値を8~10で維持するためだ。

カーソル選択時の値は、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 1, Timer = 9
  • Index = 1, Timer = 10

cursor-race-monkey-5

(3) 100枚スター取得後のセーブ画面は、スティックを右に倒しっぱなしにする。

1つ前の画面はIndex = 0 or 1で終了しているため、右(Index = 2)が来ることで最速で[いいえ]を選ぶことができる。

また、この後のカーソル画面を考慮して、[いいえ]選択時に右に倒しっぱなしにしておく。

カーソル選択時の値は、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 2, Timer = 9
  • Index = 2, Timer = 10

cursor-race-monkey-6

(4) 2枚目スター取得後のセーブ画面は、スティックを下に倒しっぱなしにする。

タイマー値を8~10で維持したおかげで『カーソル高速移動テクニック』が可能となる。

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TTMサル

このスターには、『スター選択画面』『サル会話画面』『セーブ画面』の3つのカーソル画面がある。

他のスターと違うのは、サルバグ失敗時のカーソルも考慮しなければならないことだ。

サルバグ成功・失敗に分けて解説しよう。

サルバグに成功した場合

(1) ミッション1(てっぺんスター)取得した状態で、スター選択画面でスティックを右に倒しっぱなしにする。

すると、スター選択時、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 2, Timer = 9
  • Index = 2, Timer = 10

cursor-race-monkey-8

(2) サルバグに成功した場合、サル会話画面では、スティックを左に倒しっぱなしにする。

「[はなす](左側)を選ぶからニュートラルで良いのでは?」と思うかもしれないが、そうしない理由は、タイマー値を8~10で維持するためだ。

カーソル選択時の値は、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 1, Timer = 9
  • Index = 1, Timer = 10

cursor-race-monkey-9

(3) スター取得後のセーブ画面は、スティックを下に倒しっぱなしにする。

タイマー値を8~10で維持したおかげで『カーソル高速移動テクニック』が可能となる。

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サルバグに失敗した場合

(1) ミッション1(てっぺんスター)取得した状態で、スター選択画面でスティックを右に倒しっぱなしにする。

すると、スター選択時、以下3つの値のどれかになる。

  • Index = 0, Timer = 8
  • Index = 2, Timer = 9
  • Index = 2, Timer = 10

cursor-race-monkey-8

(2) サルバグに失敗した場合、サル会話画面では、スティックをニュートラル→右→Aで[いやだ]を選択する。

この入力にする理由は、1つ前の画面にてIndex = 2で終わると、最速でカーソル選択できないからである。

カーソル選択時の値は『Index = 2, Timer = 1』になる。

cursor-race-monkey-11 cursor-race-monkey-12

(3) この後、サルバグのリカバリに成功した場合、サル会話画面では、スティックをニュートラルor左に倒しっぱなしにする。

1つ前の画面はIndex = 2で終了しているため、ニュートラルor左(Index = 0 or 1)が来ることで最速で[はなす]を選ぶことができる。

カーソル選択時の値は『Index = 0, Timer = 0』or『Index = 1, Timer = 2』になる。

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(4) スター取得後のセーブ画面は、スティックを下に2回倒す

つまり、『カーソル高速移動テクニック』ができない。タイマー値が8~10のループに入っていないからである。

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むすび

今回の解説を読んで、特にTTMサルの『サルバグ失敗時』のカーソル移動にだけは気を付けたほうが良いことが分かったと思う。

こんな感じで、1カーソル画面ごとに状態を考えていけば、理解が深まるのではないだろうか。

なお、スティック入力の結論は、以下のページにてテーブルでまとめているので、ぜひ活用してほしい。