【マリオ64 RTA】リザルト画面のコイン集計のタイムを調べてみた

解説仕様

スーパーマリオ64では、スターを回収しステージから出た後、リザルト画面でコイン集計が始まります。

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初心者の方だと「コインを回収するほどコイン集計に時間がかかりタイムロスになるのではないか」と疑問に思っていることでしょう。

結論を先に述べると、0~50枚、または71~101枚であれば、最速タイムを出すことができます。

――と1行で片付けられても納得できないと思うので、今回はこの結論を証拠づける独自の調査データを紹介します。

調査内容と結果

調査対象はRTAでお馴染みのステージ『バッタンキングのとりで』。

このステージには全部で141枚のコインがあるので、コイン0枚,1枚,2枚,…,140枚,141枚の状態を作り、暗転明け~セーブ画面出現までのIGTを見ました。

得られたグラフと分かったことは以下になります。

  • 横軸: コイン枚数
  • 縦軸: セーブ画面が出現するまでのタイム(IGT)

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  • 最速タイム: 4.93秒
  • 0~50枚: 4.93秒
  • 51枚: 4.96秒
  • 52~70枚: 1枚増えるごとに2フレームロス (52枚=5.03秒、53枚=5.10秒、54枚=5.16秒、…)
  • 71~101枚: 4.93秒 (71枚目からコイン集計の速度が上がる)
  • 102~141枚: 1枚増えるごとに1フレームロス (102枚=4.96秒、103枚=5.00秒、104枚=5.03秒、…)

結論: 普通にRTAする分には意識しなくてOK!

70枚RTA、120枚RTAなどの普通のカテゴリでは、

  • 赤コインスター単体で16枚(50枚以下)
  • 100枚スターで100枚・101枚

であることがほとんどです。

そのため、コイン集計によるタイムロスは意識する必要は無いと思います。

強いて言うならば、102枚以降はタイムロスになるので、100枚スターを回収する時にそれだけは気を付けたほうが良い、というぐらいでしょうか。

ただ、イベントで行なわれるような競技では注意が必要です。

例えば、24分以内にどれだけ残機を集められるかを競う『残機24』と呼ばれるイベント用競技があります。

この競技では、コイン50枚で残機が1アップする仕様を駆使しますが、51枚以降はタイムロスになるので、無駄なコインを取らないように意識しなければなりません。

比較紹介

検証中にいくつか動画を撮りましたので、比較形式で紹介します。

■ 0枚(4.93秒) vs 100枚(4.93秒)

■ 70枚(6.23秒) vs 71枚(4.93秒)

■ 100枚(4.93秒) vs 101枚(4.93秒)、100枚(4.93秒) vs 102枚(4.96秒)

■ 100枚(4.93秒) vs 141枚(6.26秒)

むすび

過去に何度も話題に挙がった話なので、もしかしたら、他の方が似たような記事などを作成しているかもしれません。

タイムロスになるコイン枚数は覚えなくて良いと思いますが、「コイン集計は普通にRTAしている分にはロスにならない」という事実だけは頭の片隅に入れておいてくださいね!