【マリオ64 RTA】ランダマイザー120枚RTAを軽く紹介!

解説ランダマイザー120枚RTA

マリオ64には、特殊なものとして『マリオ64ランダマイザー』があります。これは、一言で述べると、『ステージ・オブジェクト等の要素がランダムのマリオ64』です。

『ランダマイザー120枚RTA』は、このランダムなマリオ64にて、全120枚のスターを集めラストクッパを倒すまでのタイムを競うカテゴリになります。

このカテゴリは海外のRTAイベントでよく走られるので、視聴する方向けに軽く紹介します。ご視聴する際の一助になれば幸いです。

  • 上位プレイヤーの1発通しの目安タイム: 2時間半~3時間程度(ランダムシード)

『ランダマイザー70枚RTA』と基本的な考え方は同じ!

ランダマイザー120枚RTAは、ランダマイザー70枚RTAと基本的な考え方は同じです。

以下の記事にて、画像付きでランダマイザー70枚RTAを解説しておりますので、ご一読ください。

上記記事の知識を前提に、以降のセクションにて、これらカテゴリの違いを紹介していきます。

違い1: 各ステージで全スター回収すること

70枚RTAでは、すぐ取れるスター(生のスターや[!]箱に入っているスター)の枚数を把握しておく必要があります。

把握しておかないと、もう取れるスターが残っていないのにステージに入場してしまう場合があり、タイムロスになってしまうからです。

一方で、120枚RTAでは、全てのスターを回収する必要があるため、すぐ取れるスターを把握する必要はありません。

基本的に決められた回数だけステージに入場してスターを回収していきます。

つまり、120枚RTAは、『すぐ取れるスターの把握』という観点ではタイムロスになりにくいのです。逆にタイムロスになりやすいのが『違い2』になります。

違い2: 欲しいオブジェクトをどれだけ速く見つけられるかがタイムにつながること

70枚RTAで探すオブジェクトは、基本的に『スター』のみです。その上、欲しいスターが見つからなかった場合は、別のスターで代替することができます。

つまりは、オブジェクト探しが致命的なタイムロスになりにくいのです。

一方、120枚RTAでは、スター以外のオブジェクトも探さなければならない上、スターを代替できません。

欲しいオブジェクトはなんとしてでも見つける必要があり、オブジェクトが見つからなければその分タイムロスになります。

なので、欲しいオブジェクト(赤コインやスターなど)をどれだけ速く見つけられるかがタイムにつながります。

むすび

過去の海外のRTAイベントでは、『テレサのホラーハウス』で残りの赤コイン1枚が見つからず、ステージ内を探し回り10分程度ロスしていた走者がおりました。

その走者は頻繁にランダマイザーをプレイしている猛者だったのですが、そんな方でも致命的なロスをしてしまうのがこのカテゴリです。

1発勝負であるRTAイベントでは、上記のようなハプニングが起こることがしばしばあるので、この点にも注目してみると面白いかもしれません。