BBHオタクへの道 ～知ると得する仕様まわりのFAQ集～
当ページでは、『テレサのホラーハウス』にて、RTA練習中に気になる方もいるだろうFAQをまとめています。
事前に知っておくと、運なのかそうじゃないのか・仕様的に回避できない現象なのかどうか等を見極められるようになるので、覚えておくことをオススメします。
追記: （RTAルートでは気にしなくて良い点だと思うけど）扉抜けは条件を満たさないとできないので、その話も気が向いたら記載します。
★1 おやかたテレサをさがせ
Q. 1匹目のテレサが細い足場に行くのはなぜ？
A. テレサが持つパラメータに乱数要素があるためです。
具体的には、マリオが扉を開ける付近で対象テレサの移動速度と回転速度が設定されますが、この2つともが乱数値の影響を受けます。
細い足場に行く確率の目安は、扉抜けするかどうかに限らず、最初走ってからジャンプダイブor幅跳びする場合は20.43%、最初QJKから二段ダイブor幅跳びする場合は20.43%よりも高いです。
※テレサの移動速度は乱数値だけでなくマリオの速度に依存する部分もあるため、初速の高いQJKだとより細い足場にいきやすくなります。
詳細は以下の解説動画をご覧ください。
Q. 1匹目のテレサを細い足場に行かせないようにすることは可能？
A. 理論上はとある方法を用いるとほぼ可能です。
その方法とは、扉を開けた後、0.5秒程度の間7.6～10の速度で歩いた後に次のアクションへ移行する方法です。
以下の動画(動画時間3分6秒から)は扉抜けの場合ですが、扉抜けを狙わない場合でも同じ方法で機能するはずです。
ただし、0.5秒程度の間7.6～10の速度で歩くこと自体が非常にやりにくい上、タイムロスにもなるので、"理論上"という表現にしています。
また、この方法を用いても0.73%の確率(目安)で細い足場に行くため、"ほぼ"という表現にしています。
Q. 1匹目のテレサがヒップで倒せない時があるのはなぜ？
※1つ目の扉抜けを狙う方向けです。
A. 幅跳び後の壁キック時にテレサに触れている(踏んでいる)ためです。
テレサには、テレサを踏むと一定時間倒せなくなる仕様があります。
このパートにおいては、壁キック時にテレサに触れてしまうとその仕様が発動し一定時間テレサを倒せなくなります。
ただし、幅跳び時にちびテレサが透明になっている場合は平気です。
対策としては、幅跳びを出す前の歩く量をもう少し増やすこと、また、壁キックをできる限り早く出すこと(壁にぶつかる時間が長いほど高度が下がるため)です。
詳細は以下の動画をご覧ください。
Q. 3匹目のテレサの部屋にいるアイクンのビームは回避できる？
A. 回避できます。
有名な回避法として『迂回法(迂回してから扉にタッチする方法)』がありますが、これ以外にもオススメのやり方があるので、以下ページの『【実践編】親方テレサスターでのビーム回避方法』でご確認ください。
ページ内で紹介している動画は以下となります。
Q. 2つ目の扉抜けでテキストスキップを狙う方法はある？
※テキストスキップとは、本来テレサ2匹分のテキストが出るところを1テキスト分スキップする技です。
A. テレサには乱数要素があるため100%成功させる方法は存在しませんが、若干決まりやすくなる方法はあります。
具体的には、『左下くぼみで歩き2フレームからの最大ジャンプ→数フレーム歩いてからZ+Aで幅跳び→[!]箱を蹴ったら即ヒップ』という方法だと若干決まりやすいです。
ただし、テレサの初動にて決まる移動速度と回転速度には乱数要素があるため、乱数値によっては決まるものになります。
参考動画は以下となります(動画時間31秒から)。
詳細は以下の記事をご覧ください。
Q. 2つ目の扉抜けで[!]箱付近でカメラが回転するのはなぜ？
A. “sAvoidYawVel"と呼ばれるパラメータによるものです。
この仕様の詳細は『atmpas氏の投稿』をご覧ください。
2つ目の扉抜けパートでカメラ回転が発生する主な原因は『1つ目の扉抜け』です。※1つ目の扉抜けを行わなくてもカメラの状態が悪いと発生します。
具体的には、1つ目の扉抜けを行った後、次の扉を開ける時にマリオを上から見るカメラや横から見るようなカメラだとsAvoidYawVelが正の数(1,2,3あたり)になり、カメラが回転します。
逆に、マリオを正面から見ているようなカメラだとsAvoidYawVelが-1,-2あたりの数値になり、カメラの回転を避けられます。
実際に試してみたい方は、日本語初期版のメモリービューで『0x8033B2AE(S16)』を表示してみてください。
ちなみに確実にカメラを回転させない方法は今のところ存在しませんが、2匹目のテレサを倒し終わった後のジャンプダイブの着地位置を可能な限り固定化したり、Cボタンを使ってカメラを調整したりする等の方法は模索されています。
★2 テレサのメリーゴーランド
Q. 最後の攻撃で左壁側を向いてヒップするのはなぜ？
A. できる限り早くテレサを消滅させたいためです。
テレサはマリオから攻撃を受けた後、壁にぶつかるか、もしくは一定時間(1.06秒)経つと消滅します。
最後のパートでは近くに壁があるため、一番近い左壁のほうを向いてヒップし壁に当てることを狙っています。
参考動画は以下となります(動画時間30秒から)。
★4+100 8まいコインはどこだ+100枚コイン
Q. 庭の10枚箱時にクモがマリオのほうにすぐ来る条件は？
A. (RTAルート前提)お屋敷に入る扉カメラ×が4.03秒だとマリオのほうにすぐ来て踏むことができます。
逆に、4.06秒の場合は10枚箱時にすぐにマリオに来ないため踏むことができません。※乱数は関係していません。
以下は4.03秒の参考動画です(クモの区間は動画時間20秒から)。10枚箱付近でクモがすぐに来るため、二段キック後に踏めていることが分かります。
ちなみに、4.10秒の場合もマリオのほうにすぐ来て踏むことができます(また、1匹目のクモも扉を開けた段階でマリオのほうに来ます)。
原理や仕様などの詳細は以下のページをご覧ください。
Q. 練習中に4.06秒お屋敷インでクモがこちらに来たのはなぜ？
A. 練習ツールのレベルリセット機能の仕様によるものです(将来改良されると思います)。
詳細は割愛しますが、現行(2025年)のレベルリセット機能は全てを完璧にリセットできるものではないため、実際には起こらない挙動が発生する場合があります。
そのひとつがこちらで、お屋敷に入った後等にレベルリセットを行うと4.06秒でお屋敷に入ったとしたら4.03秒のクモの動きになります。
結果、4.06秒でもクモが時計回りとなり、10枚箱時に踏めるようになります。
これは練習中でよくあるケースだと思うので、このスターを練習する際はスターセレクト機能を使うことをオススメします。
Q. 1匹目のアイクンのビームは回避できる？
A. 回避できます。
最速である3フレーム歩きからの最大ジャンプの場合、約2割の確率でビームにぶつかります(0.7～0.8秒程度のロスらしい)。
100%回避する方法はいくつかあるので、以下のページの『【実践編】ビームを100%回避するための方法』をご確認ください。
Q. 2匹目のアイクンは扉を開ける段階でこちらに向かせられる？
A. 仕様上不可能だと分かっています。
アイクンがマリオを発見する条件のひとつに『マリオとアイクンの距離が700ユニット未満であること』があります。
マリオが扉を開ける段階では700ユニット以上であるため、この時点ではどう頑張っても条件を達成できずに発見されない結果となります。
ちなみに、アイクンが時計回りか反時計回りかは乱数値で決まり確率は50%ずつです。
Q. 青スイッチ後にテレサが壁から出てこないのはなぜ？
A. 主に以下2つの理由があります。詳細や対策方法は以下ページをご確認ください。
- 悪い乱数を引いたうえでマリオ⇔テレサのホームの距離が1500ユニットを超えるタイミングやマリオの動き等が噛み合ったため。
- 青コイン2枚目後、小回りしすぎたり直線的にテレサへ向かったりした結果、角度の条件を満たしてしまったため。
Q. 回転床で降りる前にぐるりと回るのはなぜ？
A. 回転床の下にいるテレサを赤コイン側へ誘導するためです。
テレサはマリオのいる方向に移動する仕様ですが、その際に高低差は見ていません。
つまり、床の上からでも誘導できるということです。
参考動画は以下となります(動画時間1分20秒から)。
Q. テレサがワープする現象が起きるのはなぜ？
A. 何かしらの理由で対象テレサとは無関係の部屋にいる判定となり、テレサが初期位置に戻ったためです。
詳細は以下のページをご覧ください。
参考動画は以下となります。
この動画では足場でガタることで初期位置に戻していますが、足場下の壁を蹴って初期位置に戻すこともできるため、その方法をリカバリとして覚える走者もいます。
★共通パート等
Q. どのスターにおいてもお屋敷の左扉を開けるのはなぜ？
A. 左扉は押し戸、右扉は引き戸になっており、マリオのモーション的に押し戸のほうが速いためです。
以下の比較動画を見れば分かると思います(動画時間2時間24分38秒から)。
Q. ステージ入場時にジャンプするのはなぜ？
A. ジャンプするとマリオが飛び上がるモーションをスキップできるためです。
地面の高さを0とした場合、かご下の地面よりも276～300高い位置で入場判定に触れると、最速タイムを出すことができます。
最速で入場する場合と地面からの入場する場合だと0.2秒の差があります。
詳細は以下のページをご覧ください。
