階段BLJ(50枚スター扉抜け)
0/1枚や16枚RTAなどで使われる城内移動です。
50枚スター扉をBLJで突破するので『50枚扉BLJ』と呼ばれることもあります。
初心者向け解説
解説動画
上級者向け解説
操作自体は単純ですが、適当にやるだけでは階段にうまく引っかけるのはかなり難しく、ほぼ運ゲーになってしまいます。
本セクションでは、ある程度引っかける確率を上げ、引っかけたあとも確実にBLJを続けられるようになるコツをいくつか紹介します。
コツ
1. 階段に対して垂直に幅跳びを出す
2. 段差ギリギリでの幅跳びを狙う
3. 連打の速度を一定にする
4. 階段BLJを詳しく解説した動画もある
1. 階段に対して垂直に幅跳びを出す
50枚スター扉と垂直になる視点で真下に向かって幅跳びすることで、マリオが階段に対して垂直になり、引っかりやすくなります。
この際、後ろ方向への速度をしっかり付けることも意識しましょう。速度が付いていないと、階段に引っかからないためです。

2. 段差ギリギリでの幅跳びを狙う
マリオが幅跳びから着地した後、階段の次の段に乗る寸前のタイミングでAボタン連打を始めます。うまくいくと、次の幅跳びが引っかかります。
オススメは階段の1段目を狙う方法です。
1段目は単純に視覚的に狙いやすい上、1段目で引っかからなかったとしても、階段の途中で出せる幅跳びの回数が増えるため、引っかかるチャンスも増えるというメリットもあります。

3. 連打の速度を一定にする
コツの中ではおそらくこれが最も重要です。
BLJの連打は速すぎても遅すぎてもうまく決まりません。一定の速度で連打できるようにしましょう。
具体的には、垂直な幅跳びの場合は600BPM(秒間10連打)のリズムで連打するのがベストだと言われています。
メトロノームや以下の動画を使い、リズムを体に染み込ませましょう。
このリズムが難しい場合は、400BPM(秒間6.7連打程度)、515BPM(秒間8.6連打程度)、720BPM(秒間12連打)もそれぞれ試してみると良いでしょう。
4. 階段BLJを詳しく解説した動画もある
階段BLJを詳しく解説した英語の動画もあります。参考にどうぞ。
超上級者向け解説
本セクションでは、上位勢で浸透しているコツなどを紹介します。この辺りのコツを意識して練習すると限りなく安定に近づけられると思います。
※階段に対し垂直に幅跳びをする前提です。
これらコツを練習するためのツールもあります、お好みでどうぞ。『BLJ練習ツール(概要欄参照)』
コツ
1. ケツ引っかけの代表的なパターンは3つ
2. 4F目はフレームパーフェクト必須
3. 1,4,6パターンのコツなど
4. 1,4,7パターンのコツなど
5. 1,4,8パターンのコツなど
連打セットアップ
1. ikori式
2. ぱるすぃ~式
引っかけセットアップ
1. マリオの位置調整
2. マリオのZ軸座標の固定
3. その場でしゃがむ
4. 真右に幅跳び
5. ポーズ画面
6. 着地後幅跳び
7. 4フレーム走ってしまった場合のリカバリ
8. リカバリのリカバリ
1. ケツ引っかけの代表的なパターンは3つ
ケツ引っかけの代表的なパターンは以下の3つです。
2.にて全パターン共通の解説を、3.~5.にて各パターンのコツなどを解説します。これらの解説を読んでお好みで選んでみてください。
(1) 1,4,6パターン (1F目4F目6F目にAボタンを押す)
(2) 1,4,7パターン (1F目4F目7F目にAボタンを押す)
(3) 1,4,8パターン (1F目4F目8F目にAボタンを押す)
2. 4F目はフレームパーフェクト必須
全パターンの共通事項として、最初にケツが段差に引っかかった時のAボタンを1F目とした場合、その次のAボタンは4F目に押すのが必須です(下図)。
※1F目→4F目の間は3F(0.10秒)なので、秒間10連打が必要。
また、上級者向け解説で紹介した通り、最初のケツ引っかけ(1F目のAボタン)は、幅跳び後にしっかり後ろへ勢いをつけた状態で段差に着地しないと引っかかりません。この点も含めて練習してみてください。

3. 1,4,6パターンのコツなど
1,4,6パターンは、階段1段目(1F目)→2段目(4F目)→3段目(6F目)でAボタンを押すパターンです(下図)。マリオの声としては、「やややややや」とケツが全ての段差に引っかかる形になります。
連打力によっては、1,4の後に一瞬だけ連打力を上げるとこのパターンを狙うことができます。
このパターンのメリットは、連打力が足りずにAボタンを押すのが1フレーム遅れたとしても、4.で紹介する1,4,7パターンになるためリカバリが効く点です。

4. 1,4,7パターンのコツなど
1,4,7パターンは、階段1段目(1F目)→2段目(4F目)→3.5段目(7F目)→10F目などでAボタンを押すパターンです(下図)。マリオの声としては、「ややややっふー、やっふー、やややややや」だったり、「ややややっふー、やややややや」だったりと一度ケツが抜けるような形になります。
一定速度の連打で階段BLJを決めたい方はこのパターンを狙うと良いでしょう。具体的には、秒間10連打をキープすればこのパターンを狙うことができます。
ただし、条件によっては決まらないこともあるため、他の2パターンより確実性は低いです。

5. 1,4,8パターンのコツなど
1,4,8パターンは、階段1段目(1F目)→2段目(4F目)→4段目(8F目)でAボタンを押すパターンです(下図)。マリオの声としては、「やややややや」とケツが全ての段差に引っかかる形になります。
このパターンは、1,4,6パターンと比べリカバリがありません。そのことから、1,4,8の3フレーム分のフレームパーフェクトが必須となります。
ただし、4F目→8F目で連打の速度を緩める形になるため、連打力によっては、意識してこのパターンを狙うと安定しやすい人もいます。

このパターンに関しては、以下の動画も参考になると思います。
BLJ Mash video to help with consistency pic.twitter.com/YgkMjGrZN6
— Weegee (@SuperWeegeeX) April 30, 2023
階段での引っかけ後にポーズ画面を挟むことで、一定速度の連打でも安定して1,4,6または1,4,8パターンを再現できるセットアップが存在します。
1. ikori式
連打の速度に自信がある人向けのセットアップです。
1回目の引っかけの2フレーム後にスタートボタンを入力し、ポーズ画面を開きます。その後、ポーズ画面でAボタンの連打を開始します。
この際、連打の速度を1フレームおき(秒間15連打)とすることで、1,4,6パターンを再現できます。(画像参照)

赤: ゲーム内の時間が進んでいる+幅跳びを出すフレーム
青: ゲーム内の時間が進んでいるフレーム
グレー: ゲーム内の時間が止まっているフレーム
※ポーズ画面の前後にはそれぞれ1フレームずつゲーム内の時間が止まるフレームが挟まります。
2. ぱるすぃ~式
連打の速度が遅くてもリズム感があればできるセットアップです。
1回目の引っかけと同時にスタートボタンを入力し、ポーズ画面を開きます。その後、ポーズ画面でAボタンの連打を開始します。
この際、連打の速度を3フレームおき(450BPM, 秒間7.5連打)とすることで、1,4,8パターンを再現できます。(画像参照)

赤: ゲーム内の時間が進んでいる+幅跳びを出すフレーム
青: ゲーム内の時間が進んでいるフレーム
グレー: ゲーム内の時間が止まっているフレーム
※ポーズ画面の前後にはそれぞれ1フレームずつゲーム内の時間が止まるフレームが挟まります。
確実に階段に引っかけるためのセットアップも存在します。フレーム単位の操作が要求されるため、難易度は高いです。
1. マリオの位置調整
マリオ視点近めで右の壁とハグをし、マリオが階段の1段目の上かつ2段目に埋まる、もしくは2段目に触れる位置に調整します。
※マリオの左足が2段目に少しでも触れていれば問題ありません。

2. マリオのZ軸座標の固定
その場で最小(1F)ジャンプを行います。こうすることで、階段の2段目の押し出しを利用し、マリオのZ軸座標を1742.0に固定できます。
最小ジャンプの代わりに4, 5Fジャンプでも座標固定はできますが、この後の視点変更を先に行わないと視点がズレてしまうため、注意しましょう。

3. その場でしゃがむ
マリオ視点遠めに変更後、Zボタンを入力してその場でしゃがみます。

この際、しゃがみモーションの間にスティックを真右に倒し、しゃがみモーション終了後に最高速度で真右に走り出せるようにします。

4. 真右に幅跳び
スティックを真右に倒したまま、3フレーム走った後に幅跳びを出します(最速幅跳び)。この際、Aボタンと同時にスタートボタンを入力します。
幅跳び前に4フレーム走ってしまった場合のリカバリは後述します。

5. ポーズ画面
ポーズ画面が開いたら、スティックを真左に倒し、そのままAボタンまたはスタートボタンを入力し、ポーズ画面を閉じます。

6. 着地後幅跳び
全て手順通りに行えていれば、階段への着地後、1, 2, 5フレーム目のいずれかのフレームで幅跳びを出すと引っかかります。
幅跳びに関しては、狙いやすい上、少し入力が遅れてしまっても成功する1フレーム目を狙うのが良いでしょう。

7. 4フレーム走ってしまった場合のリカバリ
幅跳び前に4フレーム走ってしまった場合は、通常と同じ手順を行い、階段への着地後、4フレーム目に幅跳びを出すと引っかかります。

8. リカバリのリカバリ
引っかけセットアップとぱるすぃ~式セットアップを組み合わせている場合に行えるリカバリです。
先述したリカバリで、階段への着地後、4フレーム目ではなく3フレーム目に幅跳びが出てしまったケースに対応できます。
手順は以下の通りです。
1. ポーズ画面でマリオが引っかかっていないことを確認する。
2. スティックを真左から真上に切り替えて、ポーズ画面を閉じる。
3. 階段への着地後、2フレーム目に幅跳びを出すと引っかかる。



